「蜘蛛の巣に囚われた俺の彼女達2」──亜美が堕ちる“罠”と快楽、そして止まらない肉欲の行方

本作は、前作の衝撃的な展開から続く物語として、心の傷と欲望が交錯するNTRドラマをさらに深く描いています。違法VRカフェでの出来事から時間が経ち、平穏を取り戻したかに見える古澤家。しかし主人公・恭介は事件の後遺症でEDに悩み、姉・亜美はその変化の理由を知らぬまま募る欲求不満に苦しみます。

そんな中、実在の人物を模したアバターと交わるVRアプリの存在が亜美の耳に入り、「架空の恭介」と再び触れ合いたいという禁断の欲望が芽生えてしまう――。

一度は断ち切ったはずの悪夢の舞台に、自ら足を踏み入れてしまう彼女。絡みつく蜘蛛の糸のような快楽の罠が、彼女の理性を少しずつ侵食していく過程は、読む者を深く引き込んで離しません。精神的な揺らぎから肉体の堕落へと移り変わる描写が巧妙で、背徳感と官能が同時に押し寄せる傑作です。