静かな彼女のスイッチが入る瞬間。修学旅行の夜、再び始まる快感のリベンジ戦「水泳部の無口でおとなしい月島さんはHに興味津々4」

修学旅行の準備で慌ただしい日々が続き、葉山さんは気づけば一ヶ月もの間、月島さんと顔を合わせていませんでした。静かでおとなしい彼女のことを思い出すたびに、少しだけ胸がざわつくものの、「さすがに修学旅行中に何か起きるわけがない」と自分に言い聞かせていたのです。

旅先では友人たちと笑い合い、楽しい時間を過ごしながらも、心の奥ではどこか満たされない感覚が残っていました。そんな中、修学旅行も終わりに近づいた夜。葉山さんは旅館の部屋で一人、晩酌をしながらぼんやりと過ごしていました。長い禁欲生活とお酒の酔いが重なり、どうにも心と身体が落ち着かない。気分転換にと部屋を出て、もう一本だけ酒を買いに自販機へ向かおうとしたその瞬間――。

ドアを開けた先に立っていたのは、まさかの月島さんでした。
一瞬、時が止まったように感じるほどの衝撃です。お互いに言葉を交わさないまま見つめ合うその時間が、やけに長く感じられました。静かな彼女の瞳には、どこか熱を帯びたような光が宿っており、その表情はこれまでの月島さんとはまるで違って見えたのです。

止まらない欲求、抑えきれない本能――禁欲明けの夜が始まる

静まり返った旅館の廊下に、ふたりだけの空気が流れていました。月島さんは何も言わず、ただ少し潤んだ瞳で葉山さんを見つめています。その視線の奥にある感情を、葉山さんはすぐに理解しました。彼女は、ずっと我慢していたのです。言葉ではなく、身体で伝えようとしていました。

一瞬の逡巡もなく抱きついてきた月島さんの体温が、直接肌に触れた瞬間、葉山さんの中で張り詰めていた理性の糸が切れました。止めようとすればするほど、手が勝手に動いてしまう。声にならない吐息が交わるたび、二人の呼吸が同じリズムを刻み始めていきます。

「部屋に入れてくれたってことは、したかったんだよね？」と月島さんが囁くように言ったとき、もう後戻りはできませんでした。
手のひらの中に伝わる柔らかさ、唇に触れる熱、そして一ヶ月分の欲求が一気にあふれ出すような感覚。手コキ、フェラ、そしてパイズリへと移り変わるその流れは、まるで長い夢の続きのように濃密で、現実感を失わせていきます。

彼女の静けさの中には、確かな情欲と甘い支配の気配がありました。その夜、禁欲明けの二人が求め合う時間は、もう誰にも止められなかったのです。

1ヶ月分の想いをぶつけ合う濃密なラストへ

止まらない欲求に導かれるように、二人は身体を重ねていきます。触れ合うたびに、これまでの一ヶ月がどれほど長かったのかを痛感するようでした。月島さんの指先が葉山さんの背に触れると、その動きひとつひとつに、愛しさと焦がれるような熱が込められているのが伝わってきます。

彼女の静けさはもうどこにもなく、代わりにあるのは溢れるほどの情欲と素直な欲求だけです。胸で、口で、そして身体全体で、葉山さんを受け止めようとする月島さん。その姿は、まるで本能が導くままに互いを確かめ合っているようでした。
彼もまた、我慢していた想いを全て解き放つように腰を打ちつけ、彼女の名を何度も呼びながら、息が重なり、汗が混じり合っていきます。

一度火がついた二人の熱は、簡単には冷めません。何度も何度も、互いの欲をぶつけ合い、快感と愛情の境界が曖昧になっていく中で、ようやく心の底から繋がれたという確信が芽生えていくのです。
静かな月島さんが、ここまで大胆に、そして素直に感情を見せる――そのギャップこそ、このシリーズの大きな魅力です。

ハロウィン特別編も収録――余韻まで楽しめる豪華構成

物語の本編では、修学旅行という非日常の中で解放された二人の本能が描かれていますが、巻末にはその余韻をさらに深めるハロウィン特別編が収録されています。季節感と遊び心が溶け合うこのおまけでは、これまでとは少し違う空気感の中で、月島さんの新たな魅力が垣間見えるのです。

ハロウィンというイベントの華やかさに包まれた月島さんは、普段の無口でおとなしい印象とは対照的に、どこか小悪魔的な表情を見せます。仮装を通じてほんの少し大胆になった彼女の姿は、見慣れたはずの彼女とは違う新鮮な一面を感じさせます。そこに添えられた8ページの特別マンガと4ページの描き下ろしイラストは、まるで物語の後日談のように読者の心を満たしてくれる構成です。

この一冊を読み終えたあとに残るのは、強い余韻と、もう一度最初から読み返したくなるような満足感です。本編の濃密さに加え、ハロウィン特典がしっかりと物語を締めくくってくれる。シリーズのファンにとっても、新たな読者にとっても、この“4作目”は完成度の高さを感じさせる一冊になっています。

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