一線を越えた日常、その先にある結末──ストーリー重視のエロス『義務性交2』

過去の発行ペースから「そろそろ新作が出ないかな」と思っていたところなので即買いしました。まさかの義務性交の続編でした。
前作あたりからがっつりエロ漫画というよりはストーリーパートを重視するようになっている印象ですが今作はその流れがしっかりとハマっています。前半の日常描写があったからこそ後半の行為のシーンがより生々しくなります。
そしてやっぱりこの作品の肝はヒロインの佐藤さんでしょう。絵もキャラクターも丁寧に描かれていて「もしこんな人とこんな風になれたら」と思うと非常にドキドキしますね。表情や仕草も良くて素晴らしいです。

ラストは現実的でドライですが「まあ、そうなるよね」といった感じでしっかり締められているように思いました。

今作や前作のような丁寧な作品もすきですが、義務性交1作目やミカさんの時のようながっつりエロ漫画というのもまた読みたいです。

絵が上手くてストーリーも良いので、複数作品購入しました。

「ミカさんの話」が一番良かったので、ぜひ続編を作って欲しいです！
お願いします。

タイトルが義務性交２となっていますが、前作の義務性交とは世界観の設定が共通のみで別作品です。
ポイントが、前作は女性視点で話が進んだのに対して、今作品は男性視点で進みます。
こちらのサークルの同居生活を読まれて、気に入られた方ならおすすめです。

良き作品でした、マンガジゴクさんの作品は久しぶりに拝読しました