まず最初に押さえておきたいのが、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』の発売日や価格、そして対応するプラットフォームの情報です。このあたりは「いつ買えるのか」「どの機種で遊べるのか」を判断するうえで、確実にチェックしておきたいポイントですし、事前情報を知らずに予約を逃してしまうと後悔しかねません。

今回の新作は、2025年8月1日(金)に発売されることが公式に発表されています。これはPS5、PS4、Nintendo Switch、Xbox Series X|S、Xbox Oneといった各種コンシューマ機で共通の日付となっていて、パッケージ版も同日に店頭に並ぶ予定になっています。一方、Steam版については8月6日(火)にリリースされる予定ですが、こちらにはちょっとした裏技があります。というのも、Steam版の「デラックスエディション」を購入すれば、他のプラットフォームと同じく8月1日からの先行プレイが可能になる仕組みが用意されているからなんです。

気になる価格についてですが、通常版は税込8,360円。前作と同様、フルプライスのパッケージになってはいるものの、ボリューム面や登場キャラクターの数、新要素を考慮すると、値段相応の内容になっていることは間違いありません。そして、より多くの特典が欲しいという方向けには「デラックスエディション」もラインナップされています。こちらの価格は税込9,900円で、プレイアブルキャラクターの早期解放や特別衣装、ボイスセットなど、ファンには嬉しい追加コンテンツがいろいろ詰まっているんですよ。

ちなみに、PS5限定ではありますが、フィギュア付きの数量限定版も用意されています。価格は14,960円(税込)とやや高めな設定ですが、造形のクオリティには定評があるので、コレクターやシリーズファンにとっては注目に値する選択肢と言えそうです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

こういった価格帯と対応機種の選択肢がしっかり揃っているおかげで、自分のプレイ環境や予算に合わせて柔軟に選べるのが本作の強みのひとつ。とくにSteam版ユーザーは、発売日だけでなく「どのエディションを買うか」によってプレイ開始のタイミングも変わってくるので、その点を事前に見落とさないように気をつけたいところです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

ゲームジャンルとモード構成

次に注目しておきたいのが、本作のジャンルとゲームモードの構成についてです。『ヒノカミ血風譚2』は、前作に引き続き“鬼殺対戦アクション”というスタイルを採用していて、その呼び名が示す通り、プレイヤーが鬼殺隊の一員となって、迫力満点のバトルを繰り広げることができるのが大きな魅力です。ただし、今回の続編では単なる格闘ゲームとしての要素にとどまらず、より多層的に楽しめる構成が取られているところが非常に興味深いポイントでもあります。

まず、物語をじっくり追体験したい人には、ソロプレイ専用の「ヒノカミ血風譚モード」が用意されています。このモードでは、アニメでも印象的だった「遊郭編」「刀鍛冶の里編」、そして最新の「柱稽古編」までを収録していて、炭治郎たちの歩みをゲームとして体感できるようになっています。映像演出にも力が入っており、カットシーンと戦闘が自然につながっていく構成になっているので、アニメファンであればあるほど、その没入感の高さに驚かされるはずです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

一方で、対人戦をメインに楽しみたいプレイヤー向けには「バーサスモード」も健在です。このモードでは、オンライン対戦とオフライン対戦の両方に対応しているので、友人と一緒に対戦したり、全国のプレイヤーと腕を競ったりと、さまざまなスタイルで楽しめるのが魅力です。前作で培われた操作感のよさやテンポの良さは健在で、なおかつ今作ではキャラクターごとの戦術の幅がさらに広がっています。

さらに今作には、新たに「鬼殺の軌跡モード」という要素も追加されていて、こちらでは前作のストーリーをバトル付きで振り返ることができます。前作をプレイしていなかった人でも、ここで大筋をつかみながら補完できるようになっているんですね。実際、この設計は新規プレイヤーにも配慮されたつくりだと感じますし、そういった“橋渡し”としての価値は非常に大きいです。

そして、もうひとつ注目したいのが「修練の道モード」の存在です。これは、鬼殺隊の柱たちと修練を重ねながら戦闘スキルを磨いていくという内容で、ストーリーとは異なる切り口からキャラやシステムを深く掘り下げることができます。対戦や物語とは違ったプレイの“芯”を用意してくれている点も、今作の奥行きのある設計を象徴している部分と言えそうです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

このように、『ヒノカミ血風譚2』では一つのジャンルに縛られず、物語重視のプレイヤー、対戦を楽しみたい人、そしてキャラの育成や攻略を極めたいユーザーまで、それぞれのスタイルに応えるモードが豊富に用意されています。だからこそ、プレイヤーの目的に合わせて自由に楽しみ方を選べる、懐の深い作品に仕上がっていると感じられるのです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

収録ストーリーの範囲はどこまで?

ここまでゲームモードの構成について触れてきましたが、その中でもやはり気になるのが、「どこまでの物語が収録されているのか」という点ではないでしょうか。とくにアニメ『鬼滅の刃』はシリーズが進むにつれて、演出の密度もバトルの激しさもどんどん増していった作品だけに、どこまでをゲームで再現してくれるのかは注目ポイントとして外せません。

今回の『ヒノカミ血風譚2』では、前作の続きとして「遊郭編」から物語が始まります。アニメ第2期にあたるこのエピソードは、華やかな遊郭を舞台に宇髄天元とともに繰り広げられる死闘が描かれており、その独特な世界観や立体的な戦闘がどのようにゲーム化されるのかに注目が集まっていました。そして実際に公開されたPVや情報を見る限り、その期待はしっかりと形になっている印象を受けます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

続いて収録されているのが「刀鍛冶の里編」。炭治郎たちが里を訪れ、鬼との激しい戦いを繰り広げるこのパートでは、新キャラクターである時透無一郎や甘露寺蜜璃の活躍が物語の軸となります。戦闘そのものも一段と過酷で、上弦の鬼たちとの命を削るようなバトルが展開されることから、ゲーム内での表現も非常に力が入っている様子が伝わってきます。とくに合体奥義などの新システムと、この編の激戦がどう絡んでくるのかを想像すると、それだけでワクワクしてしまいます。

そしてもうひとつ、本作ならではの追加ストーリーとして「柱稽古編」が収録されているのも大きな特徴のひとつです。これはアニメでも最新シリーズとして話題になった章で、炭治郎が柱たちとの修行を通じて成長していくプロセスが描かれます。単なるバトルだけでなく、キャラクター同士の関係性や心理描写が丁寧に描かれている点が印象的で、そういったドラマ性も含めてゲームの中でどう再構築されているのか、気になるところです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

このように、『ヒノカミ血風譚2』ではアニメファンから見ても満足度の高い三つのストーリーをひとつのゲームにぎゅっと詰め込んでくれています。ただ過去をなぞるだけの“おさらい”ではなく、プレイヤーとしてその世界に入り込み、自らの操作であの激闘を追体験できるという意味でも、この構成は大きな魅力のひとつと言えます。アニメを見てきた人にとっても、ゲームから初めて物語に触れる人にとっても、しっかりと手応えを感じられる作りになっているという点が、非常に頼もしいところです。

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新システム紹介:合体奥義とは?

ここまでストーリーやモードの魅力についてお伝えしてきましたが、本作の注目要素の中でもひときわ存在感を放っているのが、新たに実装された「合体奥義」というシステムです。これまでの『ヒノカミ血風譚』では、キャラクターごとの必殺技や演出がゲームの大きな見せ場になっていましたが、今回はそこから一歩踏み込んだ形で、特定のキャラクター同士が“共鳴”することで発動する合体技が登場するんです。

この「合体奥義」は、単に技が強力になるというだけではありません。何よりも見逃せないのが、キャラクター同士の関係性やドラマ性が演出として組み込まれているところ。たとえば、炭治郎と禰豆子が共に戦う「兄妹の絆」を象徴するような合体演出は、原作やアニメで涙したファンなら、思わず鳥肌が立つほどの仕上がりになっているんじゃないかと感じます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

確認されている組み合わせは8通りで、炭治郎×禰豆子、善逸×伊之助、無一郎×蜜璃、煉獄×炭治郎、伊黒×実弥、行冥×玄弥、義勇×しのぶ、そして煉獄×宇髄というペアが用意されています。どのペアもアニメ本編や原作で印象的な関係性を築いていたキャラクターたちばかりなので、それぞれの合体奥義には、技の演出だけでなく感情的な重みもしっかり込められているのが伝わってきます。単なるバトル技のひとつではなく、それぞれの物語の一場面を操作するような感覚が味わえるのも、このシステムならではの体験だと言えそうです。

もちろん、合体奥義の魅力は演出面だけにとどまりません。実際のバトルにおいても、その破壊力は非常に高く、通常の奥義以上のダメージを叩き出せる仕様になっています。そのため、戦略的にも「このペアをどう組み合わせて、どのタイミングで奥義ゲージを使うか」といった駆け引きが生まれてくるんです。見た目の派手さと戦術性が見事に融合したこのシステムは、シリーズのバトルに新たな息吹を吹き込んでいると感じます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

加えて、特典情報としては、ufotable描き下ろしの“みにきゃらイラスト”が合体奥義に関連したデザインで特典化されており、これがまたファン心をくすぐってくれる仕掛けなんです。かわいらしいSDキャラたちが躍動感たっぷりに描かれたマルチケースは、特典の域を超えたクオリティになっているので、グッズとしても手元に置いておきたくなる出来栄えです。

こうした「合体奥義」の導入によって、本作のバトルは見た目にも戦略にも奥行きが増し、純粋なゲームとしての面白さがワンランク引き上げられた印象を受けます。アニメで感じた感動を、今度はプレイヤー自身の操作で再現できる──そんな贅沢な体験を実現してくれるこの新システムは、まさに『ヒノカミ血風譚2』の象徴的な進化点のひとつだと言えるかもしれません。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

新要素『装具』『熟練度』『修練の道』のシステム解説

バトルの奥行きを大きく広げてくれる「合体奥義」の存在に続いて、本作のゲーム体験をより多層的にしているのが、複数の新システムの導入です。とくに今回は、「装具」「熟練度」「修練の道」といった要素が追加されており、キャラクターの育成や戦術に新しい幅が生まれています。これらはただの付け足し的な機能というより、プレイヤー自身がキャラと向き合いながら“手応え”を感じられるようにするための工夫とも言える仕組みなんです。

まず注目したいのが、「装具」と呼ばれる新システム。この要素は、いわばキャラクターに装備させることで性能をカスタマイズできるパーツのようなもので、それぞれの装具が持つ特性によって、攻撃力が強化されたり、スキルのクールタイムが短縮されたりといった効果が発動します。これによって、同じキャラを使っていても装具の組み合わせ次第で立ち回りが大きく変わってくるんです。自分だけのスタイルを作り上げていけるという自由度が、遊びごたえをぐっと高めてくれている印象を受けます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

そして、次に取り上げたいのが「熟練度」。これはキャラクターを使い込んでいくことで、少しずつステータスや能力が成長していくという仕組みになっていて、いわば“やり込み要素”としての位置づけです。単純にレベルを上げていくだけではなく、使えば使うほどキャラクターの真価を引き出せるようになっていくこの設計は、プレイヤーの愛着を育てる上でも大きな意味を持っています。お気に入りのキャラをとことん鍛え上げて、自分だけの最強の一人を作り上げるという楽しさが、ここにはしっかりと詰まっているんです。

さらに、“実戦形式で鍛えられる場”として用意されているのが「修練の道」モードです。このモードでは、鬼殺隊の柱たちと1対1で修練を重ねていく形式になっていて、対戦の実力を磨く場としても最適なんですね。対CPU戦といえども、各柱ごとに異なる攻撃スタイルや動きが用意されているため、単調な模擬戦に終わらず、それぞれがひとつの“攻略対象”として成立しています。修練を積み重ねる中で、自然と操作のクセやタイミングが体に染み込んでいく設計は、プレイヤー自身の成長を実感できる好循環を生み出してくれています。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

このように、「装具」「熟練度」「修練の道」といった新システムは、それぞれ単体で機能しているだけでなく、互いに連動しながらプレイヤーの成長体験を支えてくれる存在になっています。ただ派手な演出やキャラクターだけで終わらせない、ゲームとしての“芯の太さ”がしっかり備わっているからこそ、遊び続けるほどに深みが増していく──そんな感覚が味わえるのが、今作『ヒノカミ血風譚2』の魅力のひとつだと感じます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

登場キャラ総勢40人以上!

新要素のシステムが戦略とやり込みを支える一方で、『ヒノカミ血風譚2』のもうひとつの大きな目玉と言えるのが、圧倒的なキャラクター数のボリュームです。前作では主要キャラを中心としたラインナップでしたが、今作ではそのスケールが一気に拡張され、プレイアブルキャラはなんと総勢40人以上。まさに“全集中”で開発されたことが伝わってくる豪華さです。

まず、軸となるのは鬼殺隊の最高戦力である「柱」9名。冨岡義勇、煉獄杏寿郎、胡蝶しのぶ、宇髄天元、時透無一郎、甘露寺蜜璃、伊黒小芭内、不死川実弥、悲鳴嶼行冥──この全員が操作キャラクターとして参戦しています。しかも、それぞれに固有のアクションと奥義が用意されているため、同じ鬼殺隊でも戦闘スタイルはまったく異なっていて、プレイごとの“個性の違い”がはっきりと味わえる構成になっているんです。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

さらに今回、敵キャラとして強烈な存在感を放つ「上弦の鬼」たちからも、玉壺と憎珀天が参戦。それだけでなく、不死川玄弥や縁壱零式、雛鶴・まきを・須磨といったサポート寄りのキャラクターまで、幅広くプレイアブル化されているのが印象的です。いわゆる“バトル向き”のキャラだけでなく、物語の中で記憶に残った人物たちがしっかりと収録されていることで、キャラ選択そのものに対しても深い愛着が湧いてくるような感覚を覚えます。

そしてもうひとつ見逃せないのが、「キメツ学園」シリーズのキャラクターたちの登場です。これは原作とは異なるパラレル学園ストーリーをテーマにしたスピンオフ的な存在ですが、今回は煉獄杏寿郎と宇髄天元の“キメツ学園バージョン”がプレイアブルとして追加されていて、そのデザインや演出がまた秀逸なんです。シリアスな本編キャラとは一線を画す、ちょっとゆるめのテイストが良い意味でアクセントになっていて、対戦時に選んだだけで場の空気が和らぐような効果すら感じます。

もちろん、前作に登場していたキャラクターたちもほぼすべて引き続き収録されているため、過去に愛用していたキャラをそのまま使えるという安心感もあります。初めて触れるプレイヤーはもちろん、前作でお気に入りのキャラを見つけていた人にとっても、スムーズに遊び始められる設計になっているのは嬉しいポイントです。

こうして見てみると、単なるキャラクター数の多さにとどまらず、それぞれの“役割”や“味付け”が明確に設計されているからこそ、どのキャラを選んでもきちんと活かせる場面が存在しているんですね。数のインパクトと中身の充実、その両立がここまでしっかり実現されているのは、対戦アクションとしても物語体験としても、非常に贅沢な構成だと感じます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

特典まとめ|予約・早期購入・DL特典・店舗別特典一覧

ゲームの内容に続いて、もうひとつファンとして気になるのが「どのエディションを買えば何がついてくるのか」という、いわゆる購入特典の情報です。とくに『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』においては、予約段階から特典が非常に充実していて、どこで買うかによって手に入る内容が微妙に異なるんですね。このあたりは、あらかじめきちんと把握しておかないと、あとになって「そっちにすればよかった……」なんて後悔することにもなりかねません。

まず、早期購入者向けの特典として用意されているのが、ufotable描き下ろしによる「合体奥義みにきゃらイラスト」のマルチケースセットです。これは4種類のイラストがセットになっていて、それぞれゲーム内の合体奥義演出に対応したキャラペアが、かわいらしいSDキャラとしてデザインされているという豪華仕様。見た目のインパクトはもちろん、ファンアイテムとしての完成度も非常に高く、コレクター心をくすぐられる仕上がりになっています。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

次に注目すべきなのが予約特典の内容です。これには「時透無一郎」と「甘露寺蜜璃」のプレイアブルキャラクターとしての早期解放権が含まれていて、通常のゲーム進行では後半にならないと使えないキャラを、すぐにバトルで使えるようになるというのが大きな魅力なんです。とくにこの2人は「刀鍛冶の里編」や「柱稽古編」で重要な役割を担っているので、ストーリーの流れに合わせてすぐ使いたいという人にとっては、かなりありがたい特典内容だと感じます。

また、ダウンロード購入限定の特典としては、「キメツ学園・煉獄杏寿郎」と「キメツ学園・宇髄天元」の早期解放権も付属します。前述したように、これらの学園スタイルのキャラは本編とはまったく異なる雰囲気を楽しめる存在であり、見た目の新鮮さやボイスの遊び心も含めて、ちょっとした“お楽しみ要素”として秀逸なアクセントになっています。

さらに、より多くの特典を手に入れたいという人に向けて用意されているのが「デラックスエディション」です。このバージョンでは、宇髄天元・伊黒小芭内・不死川実弥・悲鳴嶼行冥の早期解放に加え、竈門炭治郎や嘴平伊之助の特別衣装、そして上弦の鬼たちの“対戦システムボイスセット”などが盛り込まれていて、コンテンツ量の充実度では文句なしの仕上がり。見た目や音声のカスタマイズ要素が豊富なので、プレイヤーごとの世界観を細かく作り込めるという楽しさも、このエディションならではの魅力だと感じます。

そして最後に触れておきたいのが、店舗別の購入特典です。ufotableやアニプレックスオンライン、Amazon、イオンなど、主要な販売元ごとにオリジナルグッズやアイテムコードが異なっていて、その数はなんと16種類以上。特定のキャラをモチーフにしたデジタル壁紙やアクリルスタンド、描き下ろしブロマイドなど、ファン心理を見透かしたかのようなラインナップが用意されていて、どれを選んでも“当たり”に感じてしまうほどです。

こういった特典の豊富さは、単なる“おまけ”という域を越えて、ゲームを手に取る瞬間からすでに物語が始まっているような感覚すら覚えさせてくれます。自分の好きなキャラクター、欲しいグッズ、遊びたいスタイルに合わせて購入ルートを選ぶ──そんな“選ぶ楽しさ”があるのも、今作ならではの丁寧な設計のひとつだと言えるかもしれません。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

試遊レポート&最新PV情報

ここまでで、ゲームシステムや登場キャラクター、特典の数々についてしっかりと紹介してきましたが、やはり実際に触ってみたときの“手応え”というのは、情報だけではなかなか伝わりづらい部分でもありますよね。そんな中で参考になるのが、各イベントで公開された試遊レポートや、公式が発信している最新PVの情報です。とくに今回の『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』に関しては、プレイヤーの期待を裏切らない、むしろ上回るような仕上がりになっていることが各所で確認されています。

まず大きな話題となったのが、2025年5月に開催された「EVO Japan 2025」での試遊出展。ここでは、一般来場者が実機でのプレイを体験できる機会が設けられており、実際に参加した人たちからは「前作よりも動きが滑らかになっている」「演出が映画レベルで没入感がすごい」といった声が数多く上がっていたのが印象的でした。バトルのテンポやカメラワークの進化も目立っていて、特に“合体奥義”の発動時には、周囲の観客からもどよめきが起きていたという話も聞かれます。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

また、同月に徳島で行われた「マチ★アソビ」でも試遊が可能となっていて、こちらでは柱の一部キャラクターや鬼キャラでの対戦が可能な特別バージョンが展示されていました。こうした体験イベントを通して開発側が得たフィードバックも、最終版にしっかりと反映されていくという姿勢が感じられ、プレイヤーとの距離感が近い作品づくりが行われていることが伝わってきます。

そして、6月8日に公開されたばかりの「第3弾PV」では、ゲームのシステム全体像や新モードのプレイシーン、さらには新規カットを交えたストーリーパートの映像がふんだんに盛り込まれていて、完成度の高さに驚かされた方も多かったのではないでしょうか。映像演出は相変わらずufotableが担当していて、アニメ本編に匹敵するか、それを上回るクオリティで映し出されるシーンの数々は、まさに“劇場版レベルのゲーム体験”と言っても過言ではありません。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2

これらの試遊レポートやPVから読み取れるのは、単に“キャラゲー”にとどまらない、アクションゲームとしての完成度や、映像作品としての演出面での強いこだわりです。手に取ったプレイヤーがどの瞬間にも心を揺さぶられるような仕掛けが詰め込まれていて、遊びながら、そして観ながら、作品世界そのものを深く味わえるように設計されているんです。


ここまでご紹介してきた通り、『鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2』は、続編という枠を大きく飛び越えて、まさに“進化した総合エンタメ作品”と呼べるようなゲームになっています。登場キャラの圧倒的な充実度、新システムによる遊びの広がり、そしてアニメと連動したストーリーモードの臨場感──どれを取っても、手抜きのない開発姿勢がひしひしと伝わってくるような内容に仕上がっています。

とくにファンにとっては、ただストーリーを追体験するだけではなく、その場面に“自分の操作”で関われるという点にこそ、この作品の価値があるんだと実感できるはずです。もちろん、これから『鬼滅の刃』の世界に触れるという方にとっても、このゲームがその入り口になるだけの魅力を十二分に備えていると感じます。

発売は2025年8月1日(Steam版は8月6日)、すでに予約もスタートしています。特典をしっかり手に入れたいという方は、ぜひ早めにチェックしておくのがオススメです。あなた自身の“全集中”を注ぐ価値のある1本、ぜひ体感してみてください。

鬼滅の刃 ヒノカミ血風譚2