おねショタの金字塔再び！『姉体験女学寮』が描く快楽と葛藤の物語

おっさんが若返っておねえさんとする話。
おねショタ界隈には疎いのでショタおねと行った方がいいのかジャンルづけが難しいですが、エロいのでよし。

ジーオーティーの成年誌のエースで、表紙も多く担当されているみちきんぐ先生の名門女学生寮の唯一の男性指導員鉄平が、謎の携帯アプリで“小鉄”としてショタ化し、女生徒たちと関係を持ってしまう様子を描いた連作短編。
　様々なタイプの美人ショタコンたちと小鉄が毎回事に至るハーレム状態ですが、本来の自分ではない物に変身させられている屈託が有り、100％明るいお話ではないのが良いスパイスとなっています。
　女性陣達もそれぞれの思惑が有り、一筋縄では行きません。
　背景に誰が謎のアプリを開発し、鉄平に送って来たかという謎と、その黒幕のストーリー等が有り、飽きが来ない様に工夫を凝らしていますが、毎話に複数の抜きどころが有るエロい作品集です。
　冒頭には美人だがぐーたらの姉、朱寧さんとの前日譚のカラー掌編、巻頭には電子書籍特典の華麗なイラストのおまけがついています。

待ちに待った姉体験女学寮の単行本化
前提知識なしでもみちきんぐ先生の複数属性ヒロイン詰め合わせおねショタ作品として楽しめますが、姉体験週間(全5話『性活週間』収録)を読んでからだとなお楽しめるようになっています(ストーリーやキャラ設定の問題であり、直接エロ描写と関わるわけではありません)

同じ画面を見た男性が幼児化して見えるようになる催●アプリによって、女子学生寮に少年が入り込んだような形になってしまうお話
ストーリーに関しては省きますが、とにかく色んな”若いお姉ちゃん”達と甘々エッチな展開が連続します
全員すぐに本心や母性の導きによって、心も身体も充実した”お世話係”を謳歌します
みちきんぐ先生の作画が素晴らしいこともあわさって、シチュエーション・服装・身体・プレイ・表情全てがエロい最高の作品となっています

個人的に最も興奮したのは「オナニー大好き○等部学生が少年をリードしながら発情」「浴場でセックスを見た初心な子たちが欲情し欲望解放セックス」の二か所。ページ数は多くありませんが、どちらも女子学生寮という場を活かした思春期モノとして素晴らしい興奮材料でした。

その他とにかくページ数豊富、ヒロイン豊富、エロ描写豊富で文句なしの一冊です。ただ少々値が張るので、それに見合うかと聞かれると購入者次第といったところでしょうか。
ちなみにヒロイン別エンドはページ数がルートごとに異なっており、6P,3P,2P,2P,3Pで合計16Pです。

少々お高めの価格設定でも、みちきんぐ先生の新刊とあっては、
予約が開始された時点で一瞬の迷いもなくカート直行でした。

正直「竿役がなんでガキなの？」と軽めの拒否反応を示すくらい
「おねショタ」というジャンルにそこまで拘りがない自分ですが、
先生の圧倒的なビジュアルで描かれた、美しく肉感的なお姉さまの前にあっては、
私も一人の幼子に還らざるを得ませんでした。

これは間違いなく、今後10年はお世話になり続ける作品である、と断言できます。

最初の行為の部分がピーク、そのあとは展開が同じで読んでいて面白くない

絵が上手いとの評価があるが、いかにもエロマンガという感じで見飽きてくる

エロいけど何かモヤモヤする……、

そして気づきました、おねショタではなく「催●」ものだこれ！！
ショタと誤認させるアプリを使っているわけなので、中身は完全にショタじゃない。
こんなショタおらんやろ、ではなく公式にショタじゃないんです。
イケメンや彼氏と誤認させる催●の派生系といえるのではないかと。

ガチのおねショタ好きは注意が必要かもしれません。

すべての女の子がそれぞれの性癖で幸せにしてくれる作品。
個人的には1人目表紙の子が非常に魅力的で、真面目なのにえっちなことに興味津々という王道ヒロイン。
王道ながらも描写力でシンプルながらもいいという、良さに昇華させている非常にステキな作品です。