島で過ごす2人の幼馴染との特別な夏物語『SUMMER 〜夏の14日〜』感想レビュー

『SUMMER 〜夏の14日〜』は、都会で疲れた主人公が懐かしい島へ戻り、幼馴染の姉妹と過ごす「14日間の夏休み」を描いたシミュレーションゲームです。
スローライフ的な癒しの空気感と、いつでもどこでもエッチができる自由度の高さが魅力です。小ドットから大ドット、3P対応のCGシーンまで揃っており、シリーズ経験者はもちろん、初めてプレイする方でも没入しやすい作りになっています。

本作最大の魅力は、島の中で自由に過ごせる“ゆるさ”にあります。主人公は幼馴染の姉妹と一緒に島を探索したり、2人からのお願いをこなしたりと、肩肘張らない生活を楽しめます。舞台となる島は静かで自然豊かで、都会の喧騒から離れた雰囲気がしっかりと表現されています。釣りシステムで図鑑を埋めると姉妹が見に来てくれるなど、プレイヤーの行動に寄り添うリアクションも良いポイントです。プレイを進めるほど、14日間の短い夏が愛おしく感じられる設計になっています。

登場するヒロインは、姉の「海音ほのか」と妹の「海音ひなの」。ほのかはおっとり優しい性格で、民宿を手伝ってきた経験から家庭的な一面を持ちます。一方のひなのは表情が薄いものの手先が器用で、時折見せる不思議な魅力がクセになるタイプです。それぞれが主人公に対して抱く“久しぶりの再会のときめき”が丁寧に描かれ、プレイを進めるほど2人との関係性が自然に深まっていきます。姉妹で雰囲気が違うため、どちらも魅力的に感じられるよう作られている点が好印象です。

本作は「いつでもどこでもエッチ」が可能な自由度の高いデザインが特徴です。家の中はもちろん、島の各所で小ドットエッチが楽しめるほか、条件を満たすと着せ替えも解放されプレイの幅が広がります。さらに今作からはヒロインが2人になったことで、全エッチ形式で3Pプレイが解禁。小ドット、大ドット、エッチCG、どこでもエッチのすべてが3P対応となっており、シリーズの中でも特にボリュームが大きい作品になっています。自由度・ボリューム・満足感の三拍子が揃ったエロ要素が、ユーザー評価の高さにも繋がっています。