雑魚まん女子大生、狙うは“下手なおじ”！？パパ活の裏に潜む背徳と快感

本作最大の見どころは、「超敏感体質なのに、あえて安全そうな相手を選ぼうとする」という、主人公の歪んだ自己防衛本能にあります。

セックスが下手そうなおじを選べば大丈夫、という浅はかな計算が、徐々に崩れていく過程が非常に生々しく描かれています。

自分で選んだはずの状況に追い込まれ、理性と身体のズレに翻弄されていく姿は、背徳感と興奮を同時に刺激してきます。

本作の核となるのが、少し触れられただけで感じてしまう主人公の雑魚まん設定です。

本来は主導権を握るはずのパパ活女子大生が、身体の反応によって立場を揺さぶられていく構図が秀逸です。

自分は安全な相手を選んだはず、という慢心が崩れた瞬間の心理描写が、じわじわと効いてきます。

本作では、マッチングアプリを使って相手を選ぶという、現代的なパパ活事情がリアルに描かれています。

条件検索やプロフィール判断といった軽いノリが、取り返しのつかない選択へと繋がる流れが印象的です。

現実でも起こり得そうな距離感だからこそ、背徳感と没入感がより強く感じられます。

フルカラーとモノクロを織り交ぜた構成に加え、全ページへの加筆修正が行われている点も大きな魅力です。

表情や仕草、間の取り方が丁寧に描かれており、感情の揺れが直感的に伝わってきます。

ページをめくるごとに空気が重くなっていくような没入感は、本作ならではと言えるでしょう。