※評価は管理人の主観によるものです。
夏のコミックマーケット106で頒布された新作『セイバーさん ヤリモクナンパ待ち プール編』は、作者haruhisky先生による36ページの同人コミックです。本文に加えて、おまけとして28枚ものミニCG集が収録されているという豪華な仕様になっていて、ファンにとっては読み応えも見応えも十分な一冊と言えます。

物語の舞台は屋内プール。ここはナンパスポットとして知られる場所で、主人公のセイバーさんは挑発的な白いマイクロビキニを身にまとい、一人で足を運びます。その姿は見る者の視線を奪い、ページをめくった瞬間から一気に引き込まれてしまうほど。C106という場でお披露目されたこともあり、新作を待ち望んでいたファンの熱気がそのまま作品の勢いに重なっている印象です。
白ビキニの誘惑から始まる、セイバーと凛の背徳的プール物語
物語の始まりは、セイバーさんがひとりで屋内プールに姿を見せる場面から始まります。真っ白なマイクロビキニに包まれたその姿は、プールに集まる男たちの視線を一気に集めてしまい、彼女自身もその反応をどこか楽しんでいるように描かれています。舞台となるプールはナンパスポットとして有名な場所。だからこそ、彼女の選んだ装いと行動には最初から“何かが起こる”という予感が漂っているんです。

そこに現れるのが、若い男性二人組。軽いノリで声をかけながらも、その眼差しには獲物を見つけたような熱が宿っていて、読者としても自然と緊張感が高まっていきます。セイバーさんはそんな彼らの誘いに迷うことなく応じ、内心の高鳴りを隠さないまま、男たちの“用意された部屋”へと足を運んでいくのです。

プールの奥にあるその部屋は、まさに遊び慣れた者だけが知る秘密の空間。そこで待っていたのは、想像を裏切らない展開でした。奉仕を求められるセイバーさんは嬉しそうに応じ、次第に場の空気は熱を帯びていきます。彼女が何度も絶頂を迎える姿は、読み手の視線を完全に釘付けにしてしまい、ページをめくる手を止めさせません。
セイバーと凛、快楽に溺れる姿が描き出す圧倒的見どころ
この作品の最大の魅力は、やはりセイバーさんが身にまとう白いマイクロビキニにあります。布面積の少なさからくる挑発的なデザインは、一目で「ただの水着姿」では済まされないインパクトを与えてくれます。その大胆な姿でプールに立つだけでも物語の空気が一変し、読み手は自然と彼女の視線を追ってしまうのです。

さらに、ナンパ男たちとのやり取りがただの一過性のエピソードに留まらないのも注目すべき点です。セイバーが自ら誘いに乗り、積極的に身体を重ねていく描写は、彼女の気品と背徳感が同時に際立つ場面であり、読者に強烈な印象を残します。繰り返される絶頂のシーンは過激でありながら、どこか楽しげな雰囲気も含んでいて、読み進めるほどに高揚感を覚えるのです。

そして、物語の後半で登場する凛の存在が、作品全体をさらに盛り上げます。彼女がセイバーと並んで乱交に参加することで、二人のキャラクターが互いに刺激し合い、シーンに厚みが生まれているんです。視線を交わしながら快楽に溺れる二人の姿は、ただのエロスを超えた濃密な臨場感を生み出し、読者の記憶に強く刻まれます。

読む快楽を極める――『セイバーさん ヤリモクナンパ待ち プール編』総括
『セイバーさん ヤリモクナンパ待ち プール編』は、C106での頒布という新作の熱気をそのまま抱えながら、セイバーと凛という二人のヒロインを通じて背徳感と快楽を極限まで描き出した作品でした。プールという解放的な舞台、白ビキニという象徴的な衣装、そしてナンパ男たちとの濃厚な交わり。そのすべてが噛み合った結果として、ただの成人向けコミックには収まらない“実用性と満足度の両立”を実現しているのです。

特に印象的なのは、セイバーと凛が互いに視線を交わしながら快楽に身を委ねていく場面。その一瞬に込められた背徳的な美しさは、読者の心に強烈な残像を残し、再読を誘います。また、おまけとして収録されたミニCG集も決して付け足しではなく、本編を補完しながら新しい角度で楽しませてくれる構成になっていて、作品全体の価値をより一層高めています。