【翌朝の堕落劇】『その後のねる子は、ご馳走 〜成本はるかの翌朝編〜』脅迫と快楽に絡め取られる美女の運命

サークルの新歓で泥酔させられ、一晩中弄ばれてしまった「成本はるか」。物語はその翌朝、彼女が目を覚ます瞬間から幕を開けます。

重く残る身体の疲労と、はっきりと残された痕跡が昨夜の出来事を否応なく思い出させ、読者は彼女と共に強烈な余韻を味わうことになります。すでに心身を弄ばれた彼女の前には、再び彼女を狙う男が待ち構えており、まるで逃げ場のない絶望の舞台が用意されているのです。

この「翌朝」という切り口が実に巧妙で、夜の出来事がただの一過性の悪夢では終わらないことを強調しています。起きた瞬間に訪れる再びの凌辱は、彼女の抵抗心を削ぎ落とし、さらに深い闇へと引きずり込んでいく。

その流れが非常に生々しく描かれているため、ページをめくる手が止まらなくなる読者も多いはずです。物語全体に漂う背徳感と焦燥感は、このシリーズ特有の魅力を強く打ち出しているといえます。