『知らないキモチ』レビュー｜可愛い×エロスが炸裂する南文夏の初成年コミック！

南文夏先生の魅力が凝縮された本作は、どの話も“女の子の可愛さ”が最大の武器になっている作品です。
一般誌でも活躍する作家らしく、キャラの感情の揺れや微妙な関係性が丁寧に描かれており、エロだけでなく恋愛ドラマとしてもしっかり読ませてくれます。
さらに、デジタル限定の番外編や描き下ろしイラストも充実しており、単行本ならではのお得感が強い点も魅力です。
特に「知らないキモチ」「かわいいきみがスキ」の2作は、キャラの内面描写とエロ展開のバランスが絶妙で、初めて読む人にも強くおすすめできる仕上がりです。

本作に登場するヒロインたちは、どのキャラも最初は控えめで恋愛経験が少ないタイプですが、物語が進むにつれてどんどん積極的になっていく描写がとても魅力的です。
とくに表題作の麻衣子は、大学生になっても男に慣れていない純情な性格ながら、下田との出会いをきっかけにセックスの快楽へと深くのめり込んでいきます。
この“揺れ動く気持ち”と“抗えないエロス”が丁寧に描かれており、読者は彼女の変化を自然に受け入れながら楽しめます。
エロ展開と心理描写のバランスが絶妙なため、キャラに感情移入しやすい点も大きな魅力です。

本作の中でも特に人気が高いのが、職場の先輩・矢野さんが登場する『かわいいきみがスキ』です。
控えめな印象とは裏腹に、実は男をリードしたいS寄りの性格というギャップが強烈で、読者に強いインパクトを残します。
普段は落ち着いた雰囲気なのに、いざエッチになると一気に主導権を握る展開が魅力で、ギャップ萌えが好きな読者には刺さること間違いありません。
作風としては優しさの中に厳しさがある絶妙なSキャラで、もっとこのタイプの話を読みたいと思える完成度の高いエピソードです。

快楽天掲載の南文夏先生初のえっち漫画。初めて絵を見てからこの方の単行本は必ず買うぞ！と決めてました。
まず単純に女の子がかわいい。そんなかわいい女の子たちは基本えっちには貧欲なところがより素敵です。
あと、快楽天掲載時は修正が大きめの白抜きですが単行本だと描きこんでるのがよく分かりえっちさ増大で大満足でした！