団地の友達 中編｜切なくも温かい、団地で育まれるリトルラブロマンス

「団地の友達 中編」は、百々目ぶらんこ先生によるシリーズ最新作です。前作の「団地の友達」で出会った少年ケータと、ボーイッシュな少女ユーキの関係がさらに深まっていく姿を描いた、全130ページにわたる純愛ストーリーとなっています。今回の配信は2025年9月15日からスタートし、発売記念として25%OFFキャンペーンも同時開催されているので、いち早く手に入れて読みたい方には嬉しいタイミングです。

本作はシリーズ続編にあたりますが、単体で読んでも物語の流れは十分に理解できる構成になっています。ただし、前作から読み進めた方が二人の関係性や心の動きをより深く味わえるため、できれば前編とあわせて楽しんでいただきたい作品です。

ページ構成は、本編が101ページ、さらにおまけ漫画やイラスト、あとがきなどを含めて合計130ページという充実の内容になっています。おまけ漫画では、ユーキに新しい服を着せてあげるという微笑ましいシーンも収録されており、本編の切なさや温かさを補完する一冊になっているのも特徴です。

作品の舞台は相変わらず団地という生活感のある場所で、そこで育まれる小さな恋がどこか懐かしく、そして心に響くように描かれています。シリーズを通して「寝取られやバッドエンドはなし」という安心感のある路線を貫いている点も、この作品の大きな魅力のひとつです。