本作は、タイトルにもあるように“強気だけどチョロい”幼馴染ヒロイン・成瀬莉央との恋とエッチが加速していく様子を描いた濃厚ラブコメ。シリーズを通して一貫しているのは、ヒロインが強気な態度を見せつつも、彼氏の一言や行動にすぐ流されてしまうという“チョロかわ”なギャップです。その魅力が今作でも余すことなく表現されており、恋人関係になったからこそ見えてくる新たな一面が丁寧に描かれています。

前作までの「学校編」「夏休み編」に続き、本作は「付き合った翌日」と「海水浴デート」を舞台に、より深まった二人の関係を描写。さらにラブラブ度もエッチ度も大幅にパワーアップし、読み手を一気に物語の世界へ引き込んでいきます。
オナバレから始まる恋と欲望の加速|夏の海で弾ける幼馴染ギャルのチョロかわ物語
物語の幕開けは、主人公と幼馴染の成瀬莉央がひまわり畑で気持ちを確かめ合い、ついに恋人同士になった直後から始まります。付き合った翌日、主人公はひとりでオナニーに没頭してしまうんですが、そこへ料理を作りに来た莉央に見られてしまう、いわゆる“オナバレ”というハプニングに遭遇します。

慌てた主人公は「莉央のために体位の研究をしていたんだ」と言い訳するのですが、強気で押しの強い莉央が顔を真っ赤にして納得してしまうところがなんとも“チョロかわ”なんですよ。結局そのままイチャイチャが止まらなくなり、二人は付き合いたての甘さ全開で初々しいおうちHに突入していきます。

場面が学校に移ると、普段通り強気なキャラを崩さず振る舞う莉央が描かれるのですが、恋人である主人公から「夕陽の恋人発言」をされると一気に動揺し、言葉ではツンツンしているのにしっかり手をつないでくるんです。この“口と行動が一致しない”チョロさがまた可愛らしく、ギャップにドキッとさせられます。
さらに物語は週末の海水浴デートへ。最初は「今日はエッチなことはナシ!」と宣言していた莉央ですが、草むらでの大胆な生着替えや思わずのおもらし、さらには理性を飛ばしてしまうほどの野外Hにまで発展してしまいます。夏の太陽と海を舞台に、二人の関係はますます濃密に、そして甘く激しく盛り上がっていくのです。
強気なはずが彼氏の前ではチョロすぎる!幼馴染ギャル・莉央のギャップ萌えポイント
この作品の中心にいるのは、やはりヒロインの成瀬莉央です。彼女は普段、強気で口も悪く、学校でも堂々とした姿を崩さずに振る舞います。それなのに、主人公と二人きりになると理性より先に身体が反応してしまう。こうした落差が大きいからこそ、読んでいる側は強く惹きつけられるんです。

特に印象的なのは学校での場面。恋人関係を隠しながら普段通りを装う莉央ですが、主人公が「俺の恋人は莉央だ」と言葉にすると、頬を赤らめてしまい、口ではツンツンした態度を崩さないのに、しっかりと手を握り返してくるんです。その姿に、彼女の素直になりきれない可愛らしさが詰まっていると感じられます。

さらに、海でのデートシーンでも彼女らしさが際立っています。「今日はH禁止」と宣言して自分を律しようとするのに、気づけば大胆な行動を取ってしまい、恥ずかしさを隠そうとしても結局は主人公に身を委ねてしまう。外では強気な面を見せながらも、恋人の前では素直な女の子に戻ってしまう姿に、思わず引き込まれる読者も多いはずです。
このツンとデレの切り替えが繰り返し描かれることで、物語は単なるラブコメの域を超え、恋人同士としての関係性がよりリアルに浮かび上がってきます。莉央の持つ“強気なのに甘えたがり”という二面性が、本作ではより鮮明に描かれているのです。
「今日はH禁止」から一転!夏の海で理性を飛ばす濃厚デート展開
物語の大きな山場となるのが、週末の海水浴デートです。莉央は「今日は絶対にHはしない」と強気に言い切るのですが、その宣言がむしろ伏線のように働き、ページをめくるごとに彼女のチョロさが前面に現れてきます。最初は無邪気な水遊びやデートの雰囲気で進んでいくのに、ふとした瞬間に大胆な行動を取ってしまうのが彼女らしいんです。

草むらでの生着替えシーンでは、見てはいけないと分かっていながら視線が釘付けになるような描写が続き、読者の心拍数も一気に高まります。さらに、放尿やおもらしといった羞恥的な要素が加わることで、強気な彼女のイメージが少しずつ崩れていく。その瞬間こそが、本作が「チョロギャル」と銘打たれている所以でもあり、恋人の前でだけ見せる弱さや素直さが一段と際立つポイントになっています。
そして、クライマックスに描かれるのは理性を完全に吹き飛ばす野外H。海辺の開放的な空気に後押しされ、二人の関係はこれまで以上に激しく、そして濃厚に描かれていきます。普段は強気な莉央が、彼の前では理性を溶かされてしまい、甘さと情熱が一気に弾ける様子が丁寧に表現されており、ページ全体から熱量が伝わってくるんです。

恋人になったばかりの二人が、夏の思い出とともに関係を深めていく様子は、単なるエッチシーン以上の意味を持ちます。強気な幼馴染が、恋人という立場になって少しずつ変化していく姿を追体験できる点も、この海水浴編の大きな魅力になっています。
学校編・夏休み編を経て…恋人として深化する二人の関係性を追うシリーズ第3弾
『強気だけど実はチョロすぎる幼馴染ギャル』シリーズは、第1話「学校編」、第2話「夏休み編」と続き、本作で3作目を迎えています。物語としての流れを追うなら、主人公と莉央が幼馴染から恋人へと関係を変化させていく過程が描かれてきたことがわかります。特に、前作の夏休み編では「恋人未満の距離感」と「一歩踏み出した関係性」が混在していましたが、本作でははっきりと“恋人同士”となり、物語全体の甘さと濃厚さが一段と増しているのが特徴です。

もちろん、この作品単体でも十分楽しめる構成になっています。冒頭で簡単な振り返りが用意されているので、初めてシリーズに触れる読者でも違和感なく物語に入り込めるんです。ただし、第1話や第2話を読んでいると、莉央の強気な部分や“チョロかわ”な一面がどのように変化してきたのかがより鮮明に感じられます。過去作を知っているからこそ、今回の「付き合った翌日」の初々しいシーンや「海水浴デート」での大胆な振る舞いが、キャラクターの成長として深く味わえるわけです。

この3作目は、シリーズの大きな転換点といっても過言ではありません。なぜなら、幼馴染という関係に甘えていた二人が、恋人としての立場を確立し、そこから生まれる照れや欲望を真正面から描いているからです。結果として、ただのラブコメを超えた「純愛と濃厚エロスの融合」と呼べる作品に仕上がっています。
純愛イチャラブを心ゆくまで堪能できる安心設計|チョロギャルシリーズ集大成の一冊
『強気だけど実はチョロすぎる幼馴染ギャルー付き合った翌日と海水浴編ー』は、シリーズ第3弾にふさわしい“恋とエッチの融合”をしっかり描き切った作品になっています。強気で負けん気の強い幼馴染が、彼氏の前では次々とチョロかわな一面をさらけ出し、ツンデレとはまた違う独特の魅力を見せてくれる。恋人同士になったからこその甘さと、止められない欲望の高まりがページ全体に詰め込まれています。

特筆すべきは、サークルが明言している“安心感”です。NTRや胸糞展開は一切なく、最後まで純愛ベースのイチャラブで物語が進行するので、読者はストレスなく濃厚なエロスを楽しむことができます。強気ギャルが恋人の前でだけ見せる甘さや可愛さは、単なるエロスを超えた“癒やし”すら感じさせてくれるんです。

そして何より、全148ページのフルカラーというボリュームが、物語の深みとエロシーンの濃度をしっかり支えています。あらすじだけでも刺激的な要素が盛り込まれていますが、実際に読んでみると、恋人同士の掛け合いや心理描写が随所に散りばめられていて、単なる抜き要素だけでなく“二人の関係性を追う楽しみ”も味わえる構成になっています。
※評価は管理人の主観によるものです。