「感じたくないのにイかされる」──ゆらが堕ちる明臨会の罠『退魔士ゆら5』で描かれる屈辱調教の極致

『退魔士ゆら5』では、退魔士であり人気インフルエンサーでもある振袖ゆらが、明臨会の老人たちに屈辱の調教を受け続ける姿が強烈に描かれています。

淫水の影響で極端に敏感となった肉体に加え、快楽を活性化させる薬を塗布されたゆらは、感じたくないのにイかされ続けるジレンマの中でも「絶対に負けない」というプライドを捨てきれない。抵抗する心と屈服させられるカラダのギャップが、この作品最大の興奮ポイントとなっています。

フルカラーを含む63ページという大ボリュームに加え、フルボイスのボイスコミック版も収録されており、臨場感と没入感はシリーズでもトップクラスです。

PV・デモ動画

「感じたくないのに感じてしまう」強制快楽×屈辱演出がさらに過激に

退魔士でありインフルエンサーとして支持されている振袖ゆらは、誇り高く芯の強い少女として描かれています。しかし『退魔士ゆら5』では、その矜持が容赦なく踏みにじられていく展開が待ち構えています。忌み嫌ってきた明臨会の老人たちに囲まれ、感じたくもない快楽を無理やり刻み込まれる屈辱。薬によって異常なほど敏感にされた身体が、本人の意思を無視して勝手に反応していく流れが特に残酷です。

触れられたくない場所を執拗に責められ、羞恥と屈辱が重なっていくほど、心と身体のギャップが鮮明になっていく。悔しさに歯を食いしばりながら、それでも快感の波に追い込まれていく姿には目をそらせません。心は折れていないのに、肉体だけが裏切ってしまう。その“抗いながら堕ちていく過程”が、この作品の根底にある興奮を形づくっています。読者側は「もう耐えられない」と思いながらも、ゆらが簡単に壊れないからこそページをめくる手が止まらなくなる展開と言えます。

ローター・スパンキング・挿入…段階的に追い込まれるヒロイン描写

薬の影響で耐性を奪われたゆらの身体は、触れられた瞬間に反射してしまうほど敏感な状態へ追い込まれていきます。嫌悪している相手の手なのに、こみ上げる快感は止められない。屈辱と羞恥が何層にも積み重なり、逃げ場が存在しない閉塞感がページ全体を支配していく流れが鮮烈でした。

クリトリスへ押し当てられたローターの振動、乳首へ吸い付く舌、尻への刺激と膣奥への侵入。そのひとつひとつが段階的に積み上がり、我慢で固めた心を切り崩していきます。感じたくない、屈したくないと思うほど、身体の反応が裏切りとして突きつけられる。このギャップが強烈なドラマになっているんです。

さらに厄介なのは、老人たちの“支配のやり口”が生々しいこと。同意も尊厳も踏みにじり、ゆらの反応を写真や行為で刻みつけながら精神まで汚そうとしてくる。その醜悪さが、ゆらの誇りの輪郭をより際立たせます。読者側は嫌悪と興奮の狭間で揺さぶられながらも視線を奪われ続ける展開が続き、抑圧と快楽の二重構造が作品の核として鮮明に焼き付いていきました。

ボイスコミック収録で没入感MAX（フルカラー19P＋モノクロ44P）

意識がはっきりしているのに逃げることすら叶わない状況は、人を追い詰めるには十分すぎる地獄です。ゆらは明臨会の老人たちを心の底から嫌っているのに、快楽に乱れる姿を何度も晒されてしまう。その構図が徹底しているからこそ、読んでいる側の感情まで巻き込まれていきます。

とくに印象的だったのは、快感を刻みつけられるたびに、彼らが“支配の証拠”を増やしていく場面です。写真、言葉、行為。ゆらの理性を削る材料が積み重なっていく流れは、一度は拒んだ快楽が強制的に刷り込まれる儀式のように見えてきます。

肉体が支配されるだけならまだ耐えられたかもしれませんが、自分の反応が記録として突き付けられる屈辱は別物です。それでも心までは明け渡さず、ギリギリの場所で耐え続けようとする意志が消えないところに、ゆらというキャラクターの“芯”が浮かび上がります。だからこそ明臨会のやり口が進むほど、読者の視点は快楽ではなく「人格の攻防戦」へと引き込まれていく。快楽調教を題材にしていながら、精神の踏みとどまりをドラマとして見せてくるこの構成に、作品としての強さを感じました。

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