「ファイアーエムブレム」シリーズは、戦略シミュレーションRPGとして長年にわたり多くのプレイヤーに愛されてきたタイトルです。

1990年にファミリーコンピュータ向けに初代『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』が発売されて以来、次々と新たな作品がリリースされ、そのたびに戦略性や物語性が進化を遂げてきました。

特に2012年に発売された『ファイアーエムブレム 覚醒』は、シリーズの存続が危ぶまれていた時期に発売され、大ヒットを記録したことから「シリーズ復活の立役者」として知られています。

その後も『風花雪月』や『エンゲージ』といった新作が続き、これらのタイトルはシリーズの売上をさらに押し上げる要因となりました。

本記事では、これまでにリリースされた「ファイアーエムブレム」シリーズの全作品の売上ランキングを紹介し、それぞれの作品がどのようにファンに支持されてきたのかを振り返ります。

また、特に近年の人気作がどのようにしてシリーズ全体の人気を支えてきたのか、その背景についても触れていきます。

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ファイアーエムブレムシリーズの歴代売上ランキング

「ファイアーエムブレム」シリーズは、長年にわたって多くのファンに支持されてきた戦略シミュレーションRPGです。

その人気は国内外に広がり、現在ではシリーズ全体で2000万本以上の売上を誇るまでに成長しています。

特に2012年に発売された『ファイアーエムブレム 覚醒』が大ヒットを記録し、シリーズの命運を救ったことはよく知られていますが、それ以降も各タイトルが次々と新たな記録を打ち立てています。

最も売れた作品として名高いのは、2019年に発売された『ファイアーエムブレム 風花雪月』で、2022年時点で412万本を売り上げました。

これはシリーズ史上初めて400万本を超えたタイトルであり、その成功はシリーズ全体の人気をさらに押し上げる要因となりました。

さらに、2015年の『ファイアーエムブレム if(Fates)』も305万本の売上を記録し、続く2012年の『ファイアーエムブレム 覚醒』も235万本を達成しています。

これらのタイトルは、国内外で大きな支持を集め、戦略RPGというジャンルに新たな可能性を示しました。

一方で、最新作である『ファイアーエムブレム エンゲージ』も2023年3月時点で161万本を売り上げており、そのスタートは好調です。

特に海外市場での反響が大きく、シリーズ全体の人気を支える大きな力となっています。

初期の作品である『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(77.6万本)、『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』(49.4万本)、そして『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(32.9万本)も、長い年月を経てもなおファンに愛され続けています。

こうした売上データから見ても、シリーズ全体の進化と成長は明確です。

特に『覚醒』以降、海外市場での売上が飛躍的に伸びており、日本国内だけでなく世界中のプレイヤーにその魅力が伝わっていることがわかります。

シリーズ全体の売上が2000万本を超えた今後、次のタイトルがどのようにこの記録をさらに押し上げるのか、その動向にも注目が集まります。

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最も売れたファイアーエムブレム作品は?

シリーズで最も売れたタイトルといえば、やはり『ファイアーエムブレム 風花雪月』がその代表格です。

2019年にNintendo Switch向けに発売されたこのタイトルは、2022年時点で累計412万本という驚異的な売上を記録しています。

これはシリーズ全体で初めて400万本を突破した作品であり、その成功がシリーズの未来を大きく切り開いたといっても過言ではありません。

その人気の理由は、重厚なストーリーと戦略性の高さに加え、キャラクター同士の交流要素が大きく影響しています。

プレイヤーは士官学校の教師として、生徒たちを指導しながら彼らの成長を見守る立場に立ち、それぞれのキャラクターに深く感情移入できる仕組みが魅力的です。

また、三つの異なるストーリーライン(「黒鷲の学級」「青獅子の学級」「金鹿の学級」)が用意されており、それぞれ異なる視点で物語が展開されるため、リプレイ性も高く、多くのプレイヤーが複数回のプレイを楽しんでいます。

さらに、戦略RPGとしての要素も非常に洗練されており、地形や部隊の配置が戦況に大きな影響を与えるシステムが緊張感を生み出しています。

これにより、一手の判断が戦局を大きく左右するというシリーズならではの醍醐味が存分に味わえる仕上がりとなっています。

その結果、国内外での人気が高まり、シリーズ最高の売上を記録する大ヒット作となりました。

このように、『風花雪月』はシリーズの歴史において重要な転換点となったタイトルであり、その成功が後続のタイトルに大きな影響を与えたことは間違いありません。

ファンからの支持が厚く、今後もその人気が続くことが予想されます。

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近年の注目タイトルとその売上動向

「ファイアーエムブレム」シリーズは、2012年の『覚醒』を境に大きく飛躍を遂げました。

それまでシリーズの存続が危ぶまれていた時期もありましたが、『覚醒』が235万本の売上を記録し、その危機を乗り越えたことが大きな転機となりました。

このタイトルは、シナリオやキャラクターの個性を重視した作りが特徴で、多くの新規ファンを獲得することに成功しています。

その後、2015年に発売された『ファイアーエムブレム if(Fates)』は、さらに大胆な試みとして「白夜王国」「暗夜王国」の2バージョンが用意され、それぞれ異なるストーリーと戦略が楽しめる仕組みが取り入れられました。

この戦略が功を奏し、シリーズとしては異例の305万本という大ヒットを記録し、国内外での支持を集める要因となりました。

特に海外市場での売上が大きく、日本の約2倍という数字が示すように、その人気は国境を越えて広がっています。

さらに、2023年に発売された最新作『ファイアーエムブレム エンゲージ』も注目に値します。

発売からわずか数ヶ月で161万本を売り上げ、その勢いは衰える気配を見せていません。

このタイトルは、歴代の英雄たちが登場するクロスオーバー的な要素が特徴で、ファンにとって懐かしさと新鮮さが融合した内容となっています。

これにより、長年のファンだけでなく、新規プレイヤーも取り込むことに成功し、今後の売上にも期待が寄せられています。

このように、『覚醒』から始まる近年のタイトル群は、シリーズ全体の売上を大きく押し上げた立役者たちであり、それぞれが異なるアプローチでファンの心をつかんでいます。

特に海外市場での成功が顕著であり、これがシリーズ全体の人気を支える大きな要因となっていることは間違いありません。

シリーズが今後も進化を続ける中で、これらの作品がどのように影響を与えていくのか、その動向に引き続き注目が集まります。

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売上から見るシリーズの人気変遷と未来への期待

「ファイアーエムブレム」シリーズは、その始まりから現在に至るまで、絶えず進化を続けてきました。

初期のタイトルである『ファイアーエムブレム 暗黒竜と光の剣』(32.9万本)や『ファイアーエムブレム 紋章の謎』(77.6万本)は、戦略シミュレーションという新たなジャンルを切り開き、多くのプレイヤーにその魅力を伝えました。

しかし、当時はまだ国内市場が中心であり、その人気も限られたものでした。

その後、1996年の『ファイアーエムブレム 聖戦の系譜』や1999年の『ファイアーエムブレム トラキア776』など、独特の戦略性と緻密なシナリオで熱狂的なファンを獲得しましたが、売上自体は49.4万本や12.4万本といった数字にとどまり、シリーズの存続が危ぶまれる時期もありました。

しかし、それが転機を迎えたのが2012年の『ファイアーエムブレム 覚醒』です。このタイトルは、235万本という大ヒットを記録し、シリーズの存続に大きく貢献しました。

その後も『if(Fates)』が305万本、『風花雪月』が412万本と続き、シリーズ全体の売上が大きく伸びる結果となりました。

特に『風花雪月』は、シリーズ初の400万本突破という快挙を達成し、その存在感を大きく高めました。

このタイトルは、戦略性と物語性を兼ね備えた作品として多くのファンに支持され、シリーズ全体のイメージを刷新する役割を果たしました。

また、最新作の『エンゲージ』も161万本と好調なスタートを切っており、今後の展開にも期待が高まっています。

こうして振り返ってみると、シリーズ全体の売上は2000万本を超え、その成長は止まることを知りません。

国内市場だけでなく、海外市場での人気もシリーズの成功を支える大きな要因となっており、その影響力はますます拡大しています。

今後、新たなタイトルがどのようにしてこの記録をさらに押し上げるのか、その行方にも注目が集まります。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

この記事が「ファイアーエムブレム」シリーズへの理解を深める一助となれば幸いです。これからも新たな冒険が待ち受けるこのシリーズの未来に期待しましょう。

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