マリオシリーズは、1981年にアーケードゲーム「ドンキーコング」で登場したマリオがその始まりです。
任天堂の代表的なキャラクターであり、今や世界中で愛されるゲームの象徴とも言えます。最初は「ジャンプマン」として登場し、後に「マリオ」として独立した主人公になりました。
そして、1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」は、家庭用ゲーム機における2D横スクロールアクションの金字塔としてその名を轟かせ、ゲーム業界に革命をもたらしました。
この作品が持つ直感的な操作性と斬新なステージデザインは、多くのプレイヤーを魅了し、全世界で大ヒットを記録。
発売から40年近く経った現在でも、その人気は衰えることなく、累計販売本数は4,024万本に達しています。
これは、単なるゲームの枠を超え、ポップカルチャーの一部としての地位を確立した証と言えるでしょう。
さらに、スーパーマリオシリーズに加えて「マリオカート」「マリオパーティ」「マリオスポーツ」「マリオRPG」といった多彩なサブシリーズも展開されており、それぞれが個性的なプレイスタイルでプレイヤーに新たな体験を提供してきました。
これらのシリーズは、累計で1億8,900万本以上の売上を誇り、マリオの世界観がいかに幅広いファン層に支持されているかを物語っています。
また、マリオシリーズ全体の累計販売本数は、2024年6月時点で9億本を超えています。
これは、ビデオゲームフランチャイズとしては史上最高の数字であり、その圧倒的な影響力を裏付ける結果です。
特にNintendo Switchの登場以降、その勢いはさらに加速しており、「マリオカート8 デラックス」はシリーズ史上最多の約5,546万本を売り上げ、記録を更新し続けています。
このように、マリオシリーズは長い歴史の中で常に進化を続け、プレイヤーに驚きと感動を与え続けてきました。
その中でも特に人気の高いタイトルをランキング形式で紹介していきます。
マリオシリーズ 歴代売上本数ランキングTOP10
マリオシリーズはその長い歴史の中で数多くの名作を生み出してきました。
中でも、特に多くのプレイヤーに愛されたタイトルがランキング形式で記録されています。
これらの作品は、その時代ごとのハードウェア性能やゲームデザインの進化に伴い、プレイヤーに異なる楽しさを提供してきました。
その結果、マリオシリーズ全体で累計9億本以上の売上を誇り、ビデオゲーム史において圧倒的な存在感を放ち続けています。
まず、2023年7月時点でシリーズ史上最多の売上を誇るのは、「マリオカート8 デラックス」です。
Nintendo Switch向けにリリースされたこの作品は、約5,546万本という驚異的な本数を記録しています。
マリオカートシリーズは、シンプルな操作性とアイテムを使った駆け引きが特徴で、家族や友人と手軽に楽しめることから、幅広い層に支持されています。
特に「8 デラックス」は、従来のコースに加え、多数の追加コンテンツやオンライン対戦機能が強化されており、その完成度の高さがプレイヤーに支持され続ける要因と言えます。
次に歴代2位にランクインしているのが、1985年に発売された「スーパーマリオブラザーズ」です。
この作品は、ファミリーコンピュータ(NES)でリリースされ、世界で4,024万本を売り上げました。
横スクロールアクションという新たなジャンルを確立し、家庭用ゲーム機の普及にも大きく貢献したこのタイトルは、ゲーム史における革命的な存在と言えるでしょう。
その後のシリーズ展開においても、マリオの基本動作やステージ構成の基礎となり、現在に至るまでのゲームデザインに大きな影響を与えています。
第3位には、Wii向けに発売された「マリオカート Wii」がランクインしており、3,738万本の売上を記録しています。
Wiiリモコンを使った直感的なハンドル操作や、多人数プレイを前提とした設計がプレイヤーに好評を博し、家族や友人と盛り上がるゲームとして一躍人気を集めました。
さらに、このタイトルはオンライン対戦にも対応しており、その手軽さと競技性が評価され、長期にわたり高い売上を維持しています。
続いて第4位は、ニンテンドーDS向けに発売された「New スーパーマリオブラザーズ」です。
こちらは、3,067万本の売上を記録し、2Dアクションの原点回帰を目指した作品として高い評価を受けました。シンプルながらも奥深いステージ構成や、新たなパワーアップ要素が追加され、初心者から熟練プレイヤーまで幅広く楽しめる内容となっています。
5位には、同じく2Dアクションの代表作「New スーパーマリオブラザーズ Wii」が3,000万本でランクイン。
この作品は、最大4人で同時にプレイできるマルチプレイが大きな特徴で、家庭でのパーティーゲームとして人気を集めました。
さらに、6位以下には以下のタイトルが続きます。
- 6位 スーパーマリオ オデッセイ (Switch) – 2,500万本以上
- 7位 スーパーマリオワールド (SFC) – 2,061万本
- 8位 スーパーマリオブラザーズ3 (FC) – 1,802万本
- 9位 スーパーマリオランド (GB) – 1,805万本
- 10位 マリオカート7 (3DS) – 1,897万本
これらのタイトルは、各世代のゲームハードにおいて、その時代を象徴する存在であり、多くのプレイヤーにとって思い出深い作品となっています。
サブシリーズ別の売上状況
マリオシリーズは、その豊かなキャラクターと多彩なゲーム性から、数多くのサブシリーズが誕生しています。
それぞれが異なるゲームプレイやテーマを取り入れ、プレイヤーに新たな体験を提供してきました。
これがマリオシリーズの魅力をさらに広げ、累計9億本という圧倒的な売上に貢献している要因の一つです。
まず、最も代表的なサブシリーズである 「スーパーマリオシリーズ」 は、全世界で累計4億4,603万本以上の売上を記録しています。
このシリーズは、1985年の「スーパーマリオブラザーズ」から始まり、2D横スクロールアクションを基本としながらも、3Dプラットフォームの「スーパーマリオ64」や「スーパーマリオ オデッセイ」など、時代に合わせて進化を続けてきました。
特に「スーパーマリオ オデッセイ」は、その広大なステージと自由度の高い探索要素が評価され、Switch時代を代表する作品の一つとなっています。
次に 「マリオカートシリーズ」 も非常に人気が高く、累計で1億8,900万本以上の売上を記録しています。
1992年に初登場した「スーパーマリオカート」以来、家庭用ゲーム機から携帯機、そしてオンラインマルチプレイまで対応する作品が数多くリリースされてきました。
その中でも「マリオカート8 デラックス」は、シリーズ史上最多の5,546万本を売り上げ、現時点でシリーズの頂点に立つ存在となっています。
アイテムを駆使したスリリングなレースと、シンプルながらも奥深い操作感が多くのプレイヤーに愛されています。
また、「マリオパーティシリーズ」 も忘れてはならない存在です。
このシリーズは、友達や家族と集まって楽しむパーティーゲームとして定着しており、累計で8,246万本を販売しています。
ミニゲームを中心とした構成と、予測不可能な展開が魅力で、長年にわたり多くのファンに支持されています。
特に「スーパーマリオパーティ」や「マリオパーティ スーパースターズ」は、Nintendo Switchで再び人気を集め、家族や友人と一緒に楽しむ定番タイトルとなっています。
さらに、「マリオスポーツシリーズ」 もシリーズの一角を担っています。
テニスやゴルフ、サッカーなどのスポーツを題材にした作品が多く、累計4,675万本の売上を記録しています。
特に「マリオテニス」や「マリオゴルフ」シリーズは、それぞれのスポーツの楽しさをシンプルな操作で表現し、多くのプレイヤーに支持されてきました。
最後に、「マリオRPGシリーズ」 も根強いファンを持つシリーズです。
「スーパーマリオRPG」「ペーパーマリオ」「マリオ&ルイージRPG」などが含まれ、これらの作品はコミカルなストーリーや独自のバトルシステムでプレイヤーを魅了してきました。
具体的な売上本数は数千万本規模とされていますが、そのユニークなゲームデザインとキャラクター表現が、多くのファンに愛される理由です。
これらのサブシリーズは、それぞれが異なるプレイスタイルや魅力を持ちながらも、共通して「マリオらしさ」を大切にしており、それがシリーズ全体の人気を支える大きな要因となっています。
マリオシリーズの今後の展望
長い歴史を持つマリオシリーズは、今後も進化を続けていくことが期待されています。
Nintendo Switchというプラットフォームは、そのハードウェア性能とユニークな操作性を生かし、多くの名作を生み出してきましたが、その勢いはまだまだ衰える気配がありません。
まず、「マリオカート8 デラックス」 の成功が示すように、マリオシリーズは単なるキャラクター人気にとどまらず、常に革新と工夫を重ねてきた点が大きな強みです。
この作品は、従来のレースゲームの枠を超え、オンライン対戦や追加コンテンツを通じて長期にわたりプレイヤーを魅了し続けています。
これは、現代のゲーマーが求める「繋がり」と「競争心」に応える設計が功を奏した結果とも言えるでしょう。
また、スーパーマリオシリーズにおいても、その進化は止まりません。
特に「スーパーマリオ オデッセイ」は、オープンワールド的な要素を取り入れた作品であり、これまでの固定的なステージ構成から一歩踏み出した新しい体験を提供しました。
この流れは今後も続くと考えられ、次世代ハードウェアでのさらなる拡張や新たなアイデアの導入が期待されます。
一方で、「マリオパーティ」 や「マリオスポーツ」といったパーティーゲームやスポーツタイトルも、家族や友人とのコミュニケーションツールとしての役割を果たしています。
これらのシリーズは、新たなミニゲームやユニークなギミックを通じて、プレイヤー同士の絆を深める体験を提供し続けています。特に、オンラインプレイが主流となった現代では、その重要性がさらに増していると言えます。
さらに、「マリオRPG」 のような物語性の高い作品も、ファンの間で根強い人気があります。
これらのシリーズは、マリオのキャラクターが持つ明るさや親しみやすさを活かしつつ、独自の世界観やストーリーでプレイヤーを引き込む要素が強く、今後もその魅力を深めていくことでしょう。
最後に、マリオシリーズ全体が今後も進化し続けるためには、新たなゲームデザインや技術の革新が欠かせません。
これからも、任天堂はそのクリエイティビティを武器に、プレイヤーに驚きと感動を届けることが期待されます。
そして、マリオシリーズはその中心にあり続けるはずです。
これからもマリオは、世代を超えて愛されるキャラクターとして、その存在感をますます高めていくことでしょう。